保健委員会で話をしました

ある小学校の学校保健委員会で、保護者の方々に向けて話をしました。話した内容は、拙著「愛情を花開かせる知恵」で書いた内容です。特に重視したのは、発達障害心身症などを障害や病気という概念ではなく、一人ひとりの個人差でとらえようということでした。
一人ひとりの個人差は、脳の働きの差と私はとらえています。脳の働きは、一人ひとり違います。自分と同じ脳の働きを持った人はほとんどいません。しかし、ほとんどの人たちは、周りの人たちは自分と同じように考えると思い込んでいます。ですから、自分の主張が通らないと、相手のことが理解できないということになります。子どもも同様です。「自分のように考える」と思い込んでいるので、子どもの言動が理解できないことになります。そして、理解できない子どもの言動を、障害や病気という概念でとらえようとします。
脳の働きを理解することで、子どもたちの言動が理解できるようになります。病気や障害という概念でなく、困っている子どもたちと向き合うことができるようになります。
そのような話と、脳の働きを分かりやすく説明する話をしました。